徳林寺についてAbout
山号を福壽山という、曹洞宗
黒川は、川西市の最北端、標高200mのところにある。
能勢妙見へ通ずる兵庫県側の参道と、大阪府側の参道が一緒になるところで、マイカーの参詣者が頻繁に訪れる。寺はこれら集落から少し離れた上方にあり、大自然のふところに抱かれている。
今から一千年あまり前、現在地よりさらに上方、能勢妙見の向かいにあった尾根に柏山成願寺という寺が建てられた。薬師如来を本尊とし、大いに繁栄していたことは、今も「堂屋敷」と呼ばれる平地が残っていることからも察せられる。
のちに廃寺となったが、戦国時代の末頃に「堂屋敷」の下方横道というところに徳林軒ができ、大昌寺4世、梅庵禜春大和尚が開山となった。
その後、天明年中(1781~9)に火災がおこり、堂宇を失った。
現本堂は、惣持寺より迎え入れた玄魯素黄大和尚が再興したものである。本尊は坫華微笑の木造釈迦如来像。
なお、同寺には、天明の火災で焼失したまま再建されていない薬師堂の本尊、銅造薬師如来坐像がある。柔和ななかに引き締まりのある相好をし、肩張りが強い。また袈裟に花模様を陰刻し、右手に薬研を持つなど、特異な像容をしている。
住職
越智普門Ochi Fumon
「徳林寺」のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
この場を借りて皆様に心からの挨拶を申し上げます。
徳林寺は、曹洞宗のお寺として、仏教の教えを基に、地域の皆さまや訪れる方々に寄り添い、心の支えとなる場所でありたいと願っています。
私たちは皆様が日々の生活の中で安らぎを見つけ、心身共に健やかに過ごせるよう、精進してまいります。