安泰寺での修行時代
毎朝3時45分の振鐘で起こされ
4時から6時迄の2時間。
夕方は6時から8時まで。
月の初めは朝4時から夜9時まで5日間。
それ以外の時間は農作業と狩猟と座学
そんな生活を3年間
一緒に修行した仲間達がどんどん去っていく中で坐禅が何なのかわからずにひたすら座った。
その後は専門僧堂に入り、安泰寺とは全く違った修行形態(これが普通)に戸惑いながら、毎日の張り詰めた生活の中で、普段できていた事も出来なくなるほど追い詰められる(修行僧はだいたいそうなる)
そんな時に坐禅が「逃げ道」になった。
坐禅している間だけは張り詰めた緊張感や数多の考え事から開放された。
全身を座布にあずけて只座る。
ふつふつと考え事が浮かんでもこの時間だけは無視して、大きく息を吐いて吸うだけで心も体も少しずつ回復していった。
坐禅という部屋に入り、日々の諸々の雑務で一杯になったストレージを掃除する
坐禅は甘露の門
万事を休息する
by道元禅師
まだ坐禅に対しての答えは出ていないが、道元禅師の行事を追体験する事でその答えを探していきたいと思う。